実店舗集客にオススメする無料集客方法『MEO対策』
最終更新 2022年11月9日 by j-works
「うちは実店舗だからネットなんて大それたもの必要ない」
こう考えていませんか?
確かに実店舗の場合チラシ集客でも十分集客力があります。
しかし、地方で実店舗経営している人にこそ活用して欲しい無料のWeb集客方法があります。
それが『MEO対策』と呼ばれるものです。
『MEO対策』とは、Googleマップを活用した集客方法です。
検索するとよく見るこれです。
今回は『MEO対策』がどれほどの集客効果があるのかと実践方法を解説していきたいと思います。
- 無料で集客したい
- 有形商品を扱っている(実店舗型)
- SNS以外の集客方法を取り入れたい
MEO対策の集客効果事例
まずはリラクゼーションサロンがMEO対策を実施したときの事例をあげてその効果を解説していきます。
こちらは1ヶ月あたりの平均の数値です。
MEO対策前は『サービス名・自社名』でのお問い合わせ予約数は40ほどでしたが、MEO対策後は80件に増加しています。
それだけMEO対策は露出が増える施策であり、顧客の目に留まる施策なのです。
なぜMEO対策にこれほどの効果があるのか?
理由としてはスマートフォンの普及が大きく関係しています。
インターネット検索したときにスマートフォン画面を見ると検索トップの上に表示されます。
広告表示覧は一番上に表示され、次にMEO表示専用エリアに各店舗が表示されます。
ここにはマップや画像が並び、口コミも表示されています。
店内の雰囲気や評判、店舗までの道案内、知りたい情報を網羅しているのがMEOであり、MEOは検索者にとって非常に効率の良いものとなっています。
画面上の表示範囲も広く、直感的に店舗選びが可能なため、ここを参考にするユーザーも近年増えてきました。
特に真っ先に口コミエリアを覗く人も多く、独自でアンケートを行なった結果30代〜の男女がMEOエリアを見て来店の合否を決定して補足でSNSを見て最終決定をしていることが多かったです。
逆に、若い年代10代〜20代前半の男女はSNSの検索窓で「地名 カフェ」「地名 ランチ」などで検索してSNSで評判や雰囲気を調べた後に、インターネット検索でマップを使ってルート案内をして来店することが多かったです。
もちろん、人によってはSNSを見ずにインターネット検索でのみ来店を決定している人や、SNSの情報で来店を決定している人もいます。
どちらにせよ重要なのは検索方法は多岐に渡り、多角的に見て来店を決定する可能性が高いということです。
一つのお店選びの基準としてMEOは大いに役立っていると言えます。
SNSと比較してみたMEO対策のメリット
比較検討の代表的なものとしてSNSがあります。
SNS、MEOどちらも無料で行える集客方法ですが、ここではSNSを例に出して比較してみます。
意思決定がしやすい
SNSは比較検討材料の山です。調べれば調べるほど情報が出てきます。
そのため目移りが激しく一向に狙いが定まらないといった特徴があります。
一方でMEOの場合は、自店舗が上位に表示されるほど来店される確率は高くなります。
MEOで下位に表示されている店舗は閲覧されることが少なく、どうしても上位表示されている店舗への来店数が増えることになります。
比較検討の材料を絞るといった意味でもMEOはSNSよりもユーザーを迷わせない作りになっていると言えます。
MEOで上位に表示させることができれば、比較検討の材料を絞るといった意味でもユーザーが迷いにくく、来店される確率が上がります。
口コミなどの信憑性が高い
SNSでは宣伝を目的としたインフルエンサーの口コミや自店舗のアピール投稿などが多いです。
よって、どれが本当に自分に合うものなのか判断に迷う場合もあります。
一方で、MEOの口コミ投稿はリアルな声です。
SNSと違ってGoogleアカウントを複数持つことは手間がかかるので裏垢と呼ばれるものが少ないです。
Googleアカウントでは、サクラ目的だったり誹謗中傷専用のアカウントを運用する手間がSNSよりも高いので、口コミなどはほとんどが一般ユーザーの平等な評価であると言えるでしょう。
また、口コミに投稿するユーザーの傾向として強いこだわりのある人が書き込んだりするので非常に信憑性があります。
わざわざ書き込むといった手間があるので、その分野へ強いこだわりがある人でなければ口コミに書き込むことはしません。
だからこそ高評価の多いお店には人が集まりやすくなります。
友人知人でシェアする時代と言われる現代において、加工や盛ったコンテンツというのは意味をなくし、よりリアルな投稿や情報が好まれます。これは販売目的のメディアが進出してしまったせいであるとも言えますね。
地域によってはターゲットのマスが広がる
SNSでの宣伝は若い世代にしか効果ががない場合も多く、SNSから離れている世代に対してはアプローチできません。
一方で、ネット検索は若者からお年寄りまで幅広く活用しています。
ターゲットを若い年代に絞るならSNSだけでも充分ですが、そうでない場合はSNSよりもMEOの方が大勢の人にアプローチできると言えます。
特に地方では中年世代はSNSの使用頻度は少ないのでマスは限られてきそうです…
MEO上位に表示される仕組みと対策方法
MEOの仕組み
「新潟 ラーメン」などで検索した場合、検索ユーザーの現在地から半径数十キロの範囲でオススメの店舗が表示されます。
さらに表示のボタンを押すことで一覧が下まで並びます。
この表示順に関しては、Googleが検索者にとって最もオススメなお店をランク付けして上から順に表示しています。
上位表示されているお店は人気店だったりアクセスの集まっているお店だったり、Google独自のMEOアルゴリズムで解析した結果を元に表示されます。
- 画像の更新頻度
- 店舗の情報
- 口コミ評価
また、ホームページの検索評価(SEO)とも関連付けされていると言われています。
ホームページの自然検索(SEO)対策と似ていますね。MEOはホームページと違って専門家でなくてもビジネスオーナー様独自で行える施策になっています。
MEO対策を実践してみよう
Googleビジネスプロフィールに登録する(旧Googleマイビジネス)
MEO対策を行うにはGoogleビジネスプロフィールに登録する必要があります。
こちらから登録できます↓
※Googleアカウントが必要になります。
Googleビジネスプロフィール登録手順
スキップして後から追加することもできます。
日本語で入力したときに自店舗に相応しいカテゴリが見つからない場合は近いものを選んでください。
※後からいつでも変更可能です。
『いずれも私のビジネスではありません』を選択してください。
※スキップしても後から追加・変更可能です。
ここでオーナー登録をせずにページを閉じてしまった場合は再度Google検索で『googleビジネスプロフィール』と検索し、そこからオーナー登録を行なってください。
非店舗型ビジネスの場合に限りハガキ以外の選択肢もあるようです。
※オーナー登録を行わないと投稿や口コミなど、ほとんどの機能が制限されるのでオーナー確認は必ず行なってください。
情報はなるべく全部埋める
- 営業日
- 事業内容
- 店内風景
- 外観
- メニュー
- 価格
- 電話番号
- オーナー情報
- 住所
埋められる項目は隅々まで埋めてください。
特にオーナー情報登録は忘れずに行なってください。
定期的に投稿する
自店舗名でGoogle検索すると以下のように表示されるのでここから簡単に店舗の写真、情報、商品などの投稿が行えます。
※Googleビジネスプロフィールに登録した後にGoogleプロフィールマネージャからでも投稿できます。
『商品追加『や『情報を投稿』するとこのように表示されます↓
新しい情報が定期的に更新されると検索ユーザーにとっては親切です。
また、定期的な投稿はGoogleからも良い評価を得られるので定期的に投稿していきましょう。
「うちはキャンペーンとかやらないしなぁ…」「新商品は滅多に出さないから投稿する内容がない…」
と言った場合は、新たにホームページに追加したページやブログ記事を投稿してみてください。
定期的な更新は確実にMEOに良い影響を及ぼします。
また、更新した情報からユーザーの流入も見込めます。
\ 投稿手順を動画で解説してみました。1分で雰囲気が掴めます /
反映までに数分〜数十分の時間がかかる場合があります。
いただいた口コミへ返事を返す
たとえ悪い評価だったとしてもコメントへ返信するようにしてください。
理由は第三者が見たときに印象が良いからです。
改善する余地はあるのか?コミュニケーションが取れるお店か?なども、お客様はしっかり見ています。
”無反応”はネガティブな印象を与えてしまいます。
これはSNSにおいても言えることですが、ネット上では『いかに人間味を出せるか?』が重要になってきます。
いただいたコメントへの返信は積極的に行うようにしましょう。
『ユーザーとのやり取り』はGoogleからの評価も当然良いものですが、『やりとりを見ている側』、つまり第三者にも安心感や信頼感を与えます。
工場の評価を見ると「うるさいので迷惑」といった書き込みがありますが、謝罪の返信はするべきだと思っています。地域に根ざした以上近隣住民の理解は必須なので、『改善していく姿勢を見せる』といった意味での謝罪はマイナスにはならないからです。
MEO対策まとめ
「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録してみたはいいけど放置してしまっている」という店舗はたくさんあります。
集客におけるGoogleビジネスプロフィールの運用(MEO対策)は集客に欠かせません。
ホームページと同じで放置せずに運用することでしっかりと集客につなげることができます。
現在都会ではMEO対策は当たり前になってきていて、各店舗は力を入れて施策している分野でもあります。
しかし、地方においてはまだまだ取り組んでいる店舗は少なく、チャンスが広がっているWebマーケティング手法でもあります。
MEOについて情報が少ない地方だからこそ効果が期待できます。