ブログを上位表示させるためのキーワード選定方法

最終更新 2022年11月8日 by j-works

ホームページ運用では、サイト全体の力が弱いうちは検索上位に表示されませんが、意図的に検索上表示させるテクニックがあります。

その方法が『キーワード選び』です。

ホームページ全体の強さを表す『ドメインパワー』が低いうちは、キーワード選定の仕方によっては無理矢理上位表示させることも可能です。

現時点では当サイトのドメインパワーは『1未満』ですが、つい先日ドメインパワー『40』の競合を抜き検索表示2位になりました。

これは特定のキーワードで上位表示を狙ったからです。
(キーワード変更した途端10位近くまで転落したこともあります)

キーワードの選定方法と記事の書き方がわかってくると、”競合が同一のキーワードで狙っていない限り”上位を取れます。

その方法とキーワード選定について書いていきます。

目次

ホームページを上位に表示させる「キーワード選定」

ホームページを上位表示させる施策を自然検索流入(オーガニック検索)施策、SEO施策(対策)と言います。

S=search(検索)
E=engine(原動機)
O=optimization(最適化)

SEO施策はしっかり行うことで、ランニングコストをかけることなくホームページを検索上位に表示させることができます。

『キーワード』と呼ばれる強調したい単語を選定して、それをブログ記事やタイトルに入れながら、”意図的に”検索に引っかかりやすいような記事を作ります。

検索に引っかかりやすい記事を沢山書いていくことで、検索エンジン(Google、Yahoo!)に「このサイトは専門的で有益なサイトだ」と認識させることができます。

広告出稿とは違って経費がかからないSEO施策は、沢山の競合がおこなうマーケティング手法でもあります。

そのため、しっかりと対策しないと効果は感じにくいですが、しっかり対策し、ホームページ運用すれば、費用をかけることなく宣伝していけます。

「キーワード」を意識してブログ記事を書こう

ホームページ運用においては、ユーザーに好かれるだけでなく、Googleにも好かれる作りにする必要があります。
それが、
『キーワードを意識して記事を書く』
ということです。

キーワードとは、あなたのホームページで主張したいワードです。インターネット検索したユーザーに表示されるホームページの検索結果表示は、キーワードをもとに算出されます。ユーザーが検索した言葉があなたのホームページのキーワードにマッチしているほど、あなたのホームページは上位に表示されます。

キーワードの選定は、SEOにとって非常に重要です。

例えば、あなたが税理士の資格を取得するための学校を経営していたとします。

あなたは、見込み客にどのようなキーワードでホームページに訪問して欲しいでしょうか?

「税理士 試験対策 〇〇市」
「税理士 近く スクール」
「税理士 受験 費用」
「税理士 オンライン講座 おすすめ」
このようなキーワードで、あなたのホームページが検索上位に表示されると、見込み客からお問合せや資料請求が増えそうですね。

これらのキーワードはいずれも「税理士の資格を習得するためのスクールに関心があるユーザー」が検索しそうなワードです。

このように、「見込み顧客に検索してほしいキーワード」を含んだページを作成することが、SEO対策では重要です。

税理士の資格に関連した記事を投稿し続けることで、Googleなどの検索エンジンから「このホームページは税理士の資格に関して専門性の高い情報を掲載しているページだ」といった評価を受けることができ、優先的に上位表示されるようになります。

ツールを使ってブログ記事のキーワードを選ぶ

中小企業がホームページを用いたWebマーケティングを行う場合、役に立つ情報や専門家としての情報を継続的にブログ発信していくのがおすすめです。

自分で記事さえ書けば、制作会社に依頼しなくても簡単にネット上で公開できるからです。

その際、『キーワード』や『ネタ作り』が重要となってきますが、これらを選定するのに便利なツールがあります。

『関連キーワード取得ツール』です。
https://www.related-keywords.com/

関連キーワード取得ツールは無料で公開されているため、誰でも使うことができます。

『キーワードプランナー』というツールもオススメですが、広告設定などができないと使えない(一般的に誰でも使えるツールではない)ためここでは省略します。

例えば、あなたのターゲットが「税理士の資格取得を目指している人」だった場合、あなたのホームページに訪れて欲しいのは「税理士の資格取得を目指している人」ですよね。

そこで、関連キーワード取得ツールに「税理士」と入力してみましょう。

関連キーワード取得ツール
関連キーワード取得ツール

いずれも税理士に関心のある人が検索しそうなキーワードが出てきました。

この中からあなたのブログに書くネタを探してみましょう。

「税理士 試験」であれば、『税理士の試験の問題と対策』などとタイトルを付けて記事を書き、「税理士 年収」であれば、『税理士の年収はどれくらい?平均年収より高いのかを解説』などとタイトルを付けて記事を書きます。

中には、「税理士 大阪」など、大阪で税理士に仕事の依頼をしたいと思われるキーワードもありますが、そのようなキーワードでブログ記事を書いても仕方ありません。

「税理士を目指す人が検索しそうなキーワードはどれか?」という観点でキーワードを選びましょう。

例えば「税理士 資格 難易度」といったキーワードでインターネット検索した人にあなたの記事を見せたい場合、あなたの記事で紹介するネタは

『税理士の資格は何%の人が受かるのか?』
『問題の難しさはどれくらいか?』
『どれだけ勉強する必要があるのか?』
『独学でも資格は取得できるのか?』
等について語った記事を書きます。

検索者が『難易度』と検索した場合、これから目指そうとしている可能性が高いです。

もしくは「独学でいけるのか?講師から学ぶべきか?」で迷っている人が検索してきた可能性もあります。

検索してきた人が疑問に思うであろうことを解消してあげられるように記事を書いていきましょう。

記事本文の中に「税理士」「資格」「難易度」といったキーワードを含めて書くことも重要です。

無理にキーワードを乱用すると、文章としておかしくなったり、しつこくなってしまって文章を読む気を無くしてしまうため、キーワードを含んだ書き方にも注意が必要です。あくまで文章として自然な形になるようにしてください。

知恵袋を利用して需要のあるキーワードを探す

Yahoo!知恵袋などでユーザーはどのようなことに疑問や悩みをか抱えているのかを探ります。

例えば、『40代 脱毛 するべきか?』などで検索すると、悩んでいる人の質問を見ることができます。

もしあなたならどのような回答をするでしょうか?

実際に疑問に答えるように記事を書いていきます。

タイトルの付け方は『40代女性必見!老後に備えて脱毛しておかないと損をするかも』『半数が後悔したと回答。40代で脱毛を終えていない人の声を特集』など。

ネタに困った時なども知恵袋で調べて需要がありそうなのか探るのもオススメです。

はじめは月間検索数が多いキーワードは避けること

キーワード選びにおいて知っておかなければならないのが『ビッグキーワード』と『スモールキーワード』といった概念です。

例えば、
『日本酒 オススメ』
『和風料理 具材』
『脱毛 オススメ』
『ゲームアプリ 人気』
『挫折しないダイエット』
『セルフ脱毛 やり方』
etc…

これら月間検索数が多そうで抽象的な検索キーワードは避けるようにしてください。

こちらのツールは大まかな月間検索数を測ることができて無料で使えるのでオススメです。
aramakijake.jp

『脱毛 オススメ』で検索したときに上位表示された場合のアクセス数を測ることができます↓(大まかな数値です)

aramakijake

Googleで1位を取れた場合はアクセスが5000集まるということなので、それだけ検索者が多いということになります。

確かに検索数自体は凄いかもしれませんが、これだけアクセスが集まるキーワードを資本のある大手が狙っていないはずがありません。

きっとSEO対策に関しては数十万円以上かけて大量のコンテンツを用意したり専門家に依頼しているはずです。

こういった月間検索数が多い『ビッグキーワード』を狙っても勝ち目がありません。

なのでキーワード選びは『スモールキーワード』にしましょう。

スモールキーワードとは、月間検索数が少ないニッチなキーワードや、単語を複数組み合わせた具体的な検索ワードのことを指します。

ニッチとは少しマニアックな分野であったり番人受けしないけど刺さる人には刺さることを指します。

例えば
『50代 男性 耳毛が生える』
『中学生 プール すね毛 恥ずかしい』
『幼少期 骨折 後遺症心配』
『セルフ脱毛 周期早くする デメリット』
etc…

ビッグキーワードと比べるとより具体的でマニアックになるかと思います。

また、上記のような単語を複数組み合わせた具体的な検索方法を『複合キーワード』と言ったりします。

その他、ニッチでなくても、地方のご当地グルメや細かい土地の名前は月間検索数が少ないのでスモールキーワードになります。


『上越市 居酒屋』
『新潟市 もみほぐし』
など。

あまりにニッチ過ぎて検索者がいないキーワードで書いては意味がないので、ここでもYahoo!知恵袋で疑問や悩みの市場調査をします。

市場を調べてキーワードを決めたらaramakijake.jpで測って月間アクセス数を見て、ビッグキーワードでないことを確認してください。

また、季節や時期によって検索数は変動するので以下の無料ツールもオススメです。

Googleトレンド

Googleトレンドも同じく検索需要を測定するツールですが、ビッグキーワードなどの検索数が多いキーワードしか測定できないといった特徴があります。

時事ネタ、食べ物、旅行などに関して、需要が変動する記事を書くときの参考にしてみてください。

Googleトレンドは過去数年を遡って見てみると、大体の検索需要がわかります。

まとめ

色々書きましたが、記事の執筆に慣れないうちはキーワードで狙って書くことよりも、好き勝手書くことをオススメします。

上位を狙うのは簡単ではありません。

それよりも細く長く続けて読者満足度の高い自社コンテンツを増やしていくことの方が重要だと思います。

記事の検索上位表示を狙い出すと、凄腕のアフィリエイターやWebライターと同じ土俵で戦うことになるので厳しい戦いになります。

  • キーワードは気にせず読者の読みやすさにこだわる
  • 質の良い(読者満足度の高い)コンテンツを増やすことだけに集中する
  • SNSからの流入を狙う

まずはこの辺りに集中してコンテンツ作りに力を入れて見てください。

読者満足度を上げればサイト全体の評価が高まり、キーワードを狙った時に上位に表示されやすくもなります。

SEOは3〜6ヶ月と長期戦になるので、まずは長く続けられるコンテンツ作りを目指しましょう。

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